ワキガ・多汗症治療について

多汗症・ワキガ

多汗症・ワキガとは

脇の臭いの原因となっているのは、脇にあるアポクリン汗腺から出る汗と言われていますが、アポクリン汗腺から出る汗自体は無臭です。

ではなぜ、汗をかく事で臭いが発生するかというと、汗に含まれるたんぱく質や糖質などの成分を皮膚に存在する菌が分解することで臭いが発生しています。
そこで当院ではこの脇の汗に対しての、様々な治療を取り扱っております。

切らないわきが治療~ボトックス注射~

ボトックス注射

わきの皮膚全体にボトックスを細かく注射していくだけの方法で、手軽にわきが・多汗症治療を行うことができ、高い効果を発揮するのが最大のメリットです。
ボトックス注射では、A型ボツリヌストキシンという医療用の安全性に配慮された毒素を用いるのですが、このA型ボツリヌトキシンが神経の働きを弱める効果を持っています。
その為、脇へ注入すると脇の神経細胞の活動が弱まり、汗をかきにくくなるので臭いの発生を抑えられます。
持続効果は平均6カ月で、定期的に注射を実施していきます。
わきボトックス注射のポイントは『面積あたりに必要十分なボトックスを打つこと』です。
あなたのわきのサイズにあわせた適切なボトックス量を注射することが、注射で最大限の効果を出すポイントです。
また、合わせて脇の脱毛を行うと脇を清潔に保つ事ができる為、より効果が期待できます。

ボットクスの副作用・リスク

痛み・腫れ・浮腫み・内出血・頭痛・アレルギー反応・左右差等

吸引法

脇の下を5㎜~1㎝程度切開し、そこからカニューレを挿入、臭いの原因となる「アポクリン腺(臭いを発生する)」と、「エクリン腺(汗を分泌する)」を吸引する治療法です。
切開法と違い、直接的に取り除く事ができない為、臭いの原因全てを断つことは難しいですが傷跡が小さく目立ち辛い手術となります。

吸引法の副作用・リスク

感染・血腫・瘢痕・瘢痕拘縮・色素沈着・皮膚壊死・皮膚熱傷等

切開法

脇の下の中央のシワに沿って、3~5cm程度切開し、皮膚をめくり、臭いの元を発生させる「アポクリン腺(臭いを発生する)」を直接切除します。
確実で永久的な効果が期待できますが、傷跡が残ります。

切開法の副作用・リスク

熱感・だるさ・かゆみ・ひきつれ・色素沈着・拘縮等